アウト ガレリア “ルーチェ”

イベント期間中、午前12〜午後6時 休館日 月、火曜 (祝祭日覗く)

465-0053 名古屋市名東区極楽1丁目-5番 オリエンタルビル極楽NORTH2F

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 およそ40年間に2152万台を生産し、全世界のベストセラーになった国民車がある。もちろん、世界一の量産記録である。そのクルマの起源は、1933年、ナチス政権時代のヒトラーが、ベルリンで開催した自動車ショーでアウトバーンと「国民車構想」(国民車=VolksWagen)の構想を打ち出した所へと遡る。国民車の開発に課せられた条件は、時速100キロの速度で大人3人と子供2人が乗車可能な事、7リッターの燃料で100kmの走行が可能である事、空冷エンジンの採用、価格が1000ドイツマルクをきる等という厳しい内容であった。開発は、後にポルシェ社を創設したフェルディナント・ポルシェ博士に任せられた。1936年には、試作車第1号車、VW3が誕生、翌年には30台のプロトタイプ、VW30が完成し、更に翌年、まるでカブトムシのような形状をした最終プロトタイプVW38が仕上がった。ドイツが誇る偉大なる国民車「フォルクスワーゲン・ビートル」が産声をあげた瞬間だ。この生産型プロトタイプは、ヒトラーによってKdF(KraftdurchFreude、KdF-Wagen(歓喜力行団の車)と命名された。歓喜力行団とは労働者の余暇活動を活性化させる目的のナチス政権の組織であった。KdFはすぐさま量産される予定であったものの、ヒトラーによるポーランドへの侵攻から第二次世界大戦が始まった影響で、ナチス政権下で民需の為のフォルクスワーゲンは生産される事はなかった。ドイツ第三帝国の降伏によって、第二次世界大戦の欧州戦線が集結すると、ドイツは米国、フランス、イギリス、ソ連の連合軍占領下おかれ、KdFの工場はソ連に接収され、撤去されようとしていた。しかしKdFの将来性や、ドイツ人労働者の高い資質に気が付気いていたイギリス軍は、KdFの工場を管理下におき、アイヴァン・ハースト少佐を工場管理者とし、残っていたドイツ人労働者達の力によって、空襲で廃墟同然に破壊されてしまった工場を再建した。イギリス軍の管理下でスタートした新生フォルクスワーゲン社はKdFを「タイプ1」と改名し生産を再開し、1945年だけで1785台のタイプ1を生産した、翌年には1万台目を送り出し、更に1947年には、オランダの総輸入業者ボン兄弟と最初の契約を結び、海外輸出も始まった。1948年には実に2万5000台目のタイプ1が生産された。そしてタイプ1はカブトムシを連想させるような形状から甲虫を意とする「ビートル」の愛称で世界中に愛された。海を隔てたアメリカ大陸でも絶大な人気を得た。当時アメリカ製の自動車と言えば、大排気量のV8エンジンを搭載している事が一般的で、決して経済的ではなかった。そこでビートルのコンパクトさ経済性と信頼性を消費者にアピールした。LIFE誌に掲載された広告戦略は成功を収めたし、広告代理店大手のDDB社が手掛けた“Thinksmall'と言うキャッチフレーズはアメリカ国民の心を捉えるのに十二分であった。最初にビートルの真価に気付いたのは東海岸の裕福で知的な人々だったが、ヒッピームーヴメントとリンクして西海岸の若者の間でブームとなり、ビートルに乗る事が知的で反体制的で個性的で平和主義的という意味合いを持つようになった。またビートルとアメリカンポップが融合した独自の文化、キャルルックも生まれた。最終的に、ドイツ国内でのビートルの生産は1620万台以上を生み出し1978年に終了したものの、その後もメキシコ工場では生産が続けられ、2003年7月30日メキシコ工場で最後のビートルが製造され、ビートルの長い歴史にようやく幕を降ろしたのである。アウトガレリア・ルーチェが、空冷フォルクスワーゲン・ライフスタイルマガジン“Let’sPLAYVWs”とのコラボレーション企画として開催いたします、「Let’sPlayBeetles-ドイツが生んだ永遠の国民車、フォルクスワーゲン-」では、フォルクスワーゲンの起源であるタイプ1を中心とした空冷フォルクスワーゲンの魅力に迫ります。車両展示では、日本の空冷フォルクスワーゲンの歴史を作った専門ショップ、FLAT4の貴重なビンテージ・コレクションを展示。最初のモデルであるKdfを筆頭に、ヘブミュラーや、カルマン、ロメッシュ、ダネンハウワー&スタウスなど名立たるコーチビルダー達がタイプ1ベースに造り上げた希少なモデル達が一堂に揃う又と無い機会です。世界の国民車となり、はたまた異国の地で新たな文化をも産んだフォルクスワーゲンの真の魅力をご覧下さい。
共  催
特別協力
協  力
アウト ガレリア “ルーチェ” FLAT 4 / Lets Play VWs
フォルクスワーゲン グループ ジャパン
月刊 カー・グラフィック       月刊 オートカー・ジャパン
月刊 カー・マガジン / 国際貿易 
高原書店 / ゼロクラフト
ガレリア・アミカ

展示車両

VW TYPE-82e“ KDF ” (1943)

HEBMULLER“ Klassisches Perf ”(1949)

Karmann TYPE-1 Cabriolet (1950)

Dannenhauer & Stauss“ D&S ”(1953)

ROMETSCH Cabriolet (1956)

VW TYPE-1“ Wrought Iron ”(1970)

監修
Let’s Play Beetles
- ドイツが生んだ永遠の国民車、フォルクスワーゲン-
2012.6/16(Sat)~ 9/2(Sun)