アウト ガレリア “ルーチェ”
〒465-0053 名古屋市名東区極楽1丁目-5番 オリエンタルビル極楽NORTH2F
Copyright © 1998-2010 auto galleria LUCE Inc. All rights reserved.
アウト ガレリア “ルーチェ”
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主催 アウト ガレリア “ルーチェ”
協力 フライング・スコット ミニマルヤマ BLBG
Overtakers ダイヤ自動車 国際貿易 高原書店
監修 ガレリア・アミカ
展示車両
モーガン スリーホイラー、オースチン 7レーサー、 MG-TD (MG-A)
オースチンヒーレー スプライトMK-1、トライアンフ TR-2
MORGAN 3 WHEELER,AUSTIN 7 RACER, MG-TD (MG-A)
AUSTIN HEALEY SPRITE MK-1,TRIUMPH TR-2
大英帝国では、十九世紀の蒸気自動車が出現した時代に、赤旗条例が施行された。自動車の前に赤い旗を持った人間が走り、自動車が通るという事を伝えなければならない、というものだった。1896年にその悪法も撤廃され、以来、英国ではモータリングが始まった。
ダンヒルにしても、アクアスキュータムにしても、黎明期のモータリングのパイオニアたちに愛好されたのが、その発展の始まりである。その後、歴史上最初のサーキットであるブルックランズが1907年に完成し、モータースポーツが盛んになった。競馬のように特権階級中心のものであったが、モーガンのようなサイクルカーも1909年に登場し、1922には、オースチン7のような大衆車も出現し、自動車は中産階級にも広まっていく。
第2次世界大戦の後には、英国には多くのスポーツカー・メーカーが誕生した。欧州に駐留した米軍兵士が本国に持ち帰った英国製のスポーツカーが評判を呼び、人気を博した。1950年代には欧州でも米国でも、スポーツカーといえば、英国車だったのだ。パリでは、
フランソワーズ・サガンやボリス・ヴィアンのような時代の寵児たちがサン・ジェルマン・デ・プレを英国製のスポーツカーで疾走し、パリっ子たちは羨望の眼差しを投げかけたものだ。
今回のアウト ガレリア ルーチェのテーマは、そんな英国のスポーツカーの真髄であるオープンのライト・ウェイト・スポーツカーに的を絞り、改めて、その魅力を探りたいと思います。戦後のブリティッシュ・スポーツカーの黄金時代の人気者MG、オースチン・ヒーレー・スプライト、トライアンフの3台に加え、その源流となった戦前のモーガン3ホイラーとオースチン7レーサーを展示します。王道といえる英国生まれのスポーツカーの真骨頂を感じて取って頂ける事でしょう。